花粉症の人にとって、冬の終わりから春先にかけてのこれからの季節は、毎日少しずつ憂鬱になる時期です。
「今年もあれがくるのか。。。」
鼻水、涙目。また、あの花粉症に耐えないといけないかと思うと、ほんとにイヤになりますよね。
心境的には「神にもすがる思い」なわけですが、そんな時に間違った予防法とか対策とか、効果のない話で振り回されたりしたくないとは思うんですが、ひょっとしたら「これ違うんじゃないか!?」ってこともあるかも知れないんで、そういう可能性のある話のいくつかをご紹介したいと思います。
はじめに、花粉症の人ならよく聞くかもしれませんが、「お茶やヨーグルトが花粉症に効く」って話があります。
ポリフェノールや乳酸菌それぞれは効果がゼロなわけではありませんが、アレルギー反応に対して薬ほどは効きません。
やはり、同じ継続させるのであれば、お医者さんにかかってしっかり自分に合う薬で治療していったほうがいいでしょうね。
ただ、お医者さんに診てもらうといっても、「注射一回で花粉症を治せる」なんてことはないので、気を付けてください。
「ステロイド筋肉注射」って治療法があるにはあるんですが、これは日本アレルギー学会や日本耳鼻科学会なんかが、重大な全身性副作用が生じる可能性を考慮して、花粉症の治療法として注意喚起を出してるんですね。
せっかく花粉症が治ったとしても、注射の副作用のせいで、違う症状に苦しむことになりたくはないですよね。
また、これもよく聞くんじゃないかと思いますが、雨の次の日は花粉量が少ないって話ですが、これも間違いです。
雨が降った次の日は、地面に落ちていた花粉が乾き、これが風に乗ってまた飛散するので、かえって花粉量は多くなります。
「前日が雨で当日は風が強い」なんて日には、外出にはいつもより余計に注意するようにしましょう。
なってしまうと辛い花粉症ですから、藁にもすがりたい気持ちにはなりますけど、情報の取捨選択は間違えたくないですね。
最終更新日 2025年6月15日 by kitairu